ストレス解放までの道のり

介護職員になったことで鬱から立ち直った持田克己が、人々を鬱とストレスから解き放つために、色々と考え事を書き連ねるブログです。

「青春がない」と嘆いている君へ

このたび、熊本・大分を中心に発生した

地震による被害に遭われた方々に

謹んでお見舞いを申し上げるとともに

被災した方々への支援が一刻も早く行われ

被災地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。


僕が住んでいる長崎でもかなり大きい揺れを感じました。

以前住んでいた東京近郊では、震度3~4の揺れは

比較的よく体感していましたが、九州地方ではめったにないことで

非常に驚いています。


さて、現代のストレス社会から子どもたちに目を向けると

中学校・高校に通っている子どもたちにも、ストレスが襲っています。


学校にいる間、「青春」と呼ばれる、ぼやっとした概念のようなものに

遭遇せず、もやもやしている子どもたちが居ると思います。

青春というと、部活動のスポーツで汗を流すことであったり

気に入った異性と恋愛関係になり交際を始めることであったり

さも充実したイメージが有ると思います。


そう、巷で「リア充」と言う言葉で表現されるものです。


結論から言うと、それらは「幻想」ですので、どうか安心してください。


「青春」「リア充」などなど

世の中には、人々が作り上げた、幻想的な概念があります。

世の人たちはみな、そのような充実した暮らしぶりをしているのに

自分だけは彼氏・彼女も出来ないし、学校も楽しくない・・・


これは「一般化」と言われる現象です。

幻想的な概念と自分を比較し、何をやっても失敗する、何をやっても楽しくないと

思い始め、意欲が減退し、抑うつ状態になったり、視野が狭窄し

ついには自殺にまで追い込まれます。


「リア充は爆発しろ!」

と言っても一向に世の中が爆発しない理由を教えます。

まあ、街中で爆弾を破裂させると間違いなく公安当局に身柄を拘束されるのですが

リア充というものが現実に存在しないのが、そもそもの理由です。

爆発させる対象がないので、爆発させられません。


そんな僕も、学生時代はぱっとしない生活を送っていました。

ですが、僕は、学生時代の自分の目的をしっかり持っていました。

それは、「勉学に励むこと」です。


青春がやってこない、と嘆いている君へ、僕が言いたいことがあります。

何歳になっても、青春はやってきます。

僕みたいに、30代後半で青春がやってきても、十分楽しめます。

どうか、「青春」「リア充」などといった

人々が作り上げた幻想に振り回されることなく

今、自分ができること、しなければならないことに

脇目を振らず、集中してください。

上司の着眼点、部下の立ち振舞

ストレスの元凶は、大半は人間関係と言われます。


上司が部下を見る時「何でこいつは言うことを聞いてくれないんだ」

部下が上司を見る時「何であいつは分かってくれないんだ」

そんな、心の叫びが時に職場で吐露されます。


ストレスフリーな上下関係のため、僕はこう考えることにしています。


上司の仕事の大半は部下をまとめたり

経験者として仕事を教えることだと思いますが

多くは、自分が上司や先輩にされてきたのと同じやり方で

部下や後輩に教育します。


部下には、大別して2タイプが有ります。

細かく指示をすると的確に働くタイプ

放っておいても(というか、放っておいたほうが)自分で考え働くタイプ


前者をタイプA、後者をタイプBとすると

タイプBの部下に、車の運転について

「交差点の10メートル手前でブレーキをかけ始め、左にウインカーを出し

 交差点に時速10キロで侵入しながら、ハンドルを左に1.8回転させ

 車が道に対して平行になったら、ハンドルを戻してアクセルを踏む」

なんて教え方をしたら、どうでしょう。


僕はタイプBの人間ですが

「そんくらいわがで考えさせれ、ひっちゃぐらしか!」

(日本語訳:「そのくらい自分で考えさせろ、面倒くさい」)

と、間違いなくブチ切れます。


また、こんな教え方をする上司は、「その方法」しか認めず、

つまり、ブレーキをかけ始めるのが9.99メートルでは駄目で、

進入速度が時速10.2キロでも駄目で

ハンドルの回転が1.7回転でも駄目です。

「交差点で左折する」という当初の目的を忘れています。


長くなりましたが、上司や先輩は、個々の部下の人間性を把握し始めることから

仕事を始めないといけません。


部下は部下で、気をつけておきたいことがあります。

上司に怒られるタイミング、それは

仕事に失敗した時、ではありません。


上司の言った通りにしなかった時

その組織、グループなどの取り決めから外れたことをした時


つまり、自分勝手なことをした時です。


まあ、確信犯的に事をしでかして上司に怒られると

「何で怒られんばいかんとぉ?」

と、イライラMaxになるかもしれません。


「君がした○○、君自身が判断したでしょう?」

もれなく、僕はフォローしてきました。


いくら、良かれと思うことも

上司の指示したこと、そのグループで取り決められたこと以外は

部下としては、黙ってしてはいけません。

「これはこうだと思うけど、こうしてもいいですか?」と

上司に提案し許しを請う必要があります。


上司は部下の人間性の把握に努めることで

部下は上司に許しを請うことで

円滑なコミュニケーションが成り立ち、ストレスフリーな職場環境が出来ます。

ストレスを「必要」と思い込むのはどだい無理

数日前、とあるテレビ番組で

「ストレスはあった方がいい」

と紹介されました。


水族館の、イワシの大群がいる水槽に

天敵のサメを入れると、イワシの寿命が伸びたと

いう検証結果を基にした、人間にもストレスは必要だという解釈です。


「現代人を鬱とストレスから開放する」

こんなスローガンを掲げる僕にしては

「喧嘩売ってんじゃねえぞコラァ!」

と、一見、声を荒らげたくなる特集でした。


しかし、前にこんなことを聞いたことがあります。


人間にかかるストレスには2種類あり、

かかると有利になる「ユーストレス」

そして、かかると不利になる「ディストレス」です。


ただ、悲しいかな

人間がストレスとして認識するのは「ディストレス」の方です。


つまり、今の僕のように

自分の好きなことをしたり、自分の夢を追いかけるために

頑張っている結果かかるストレス(ユーストレス)は

ストレスとも苦労とも認識しません。


「いつも笑顔で、楽しそう」

ある職員が、僕にそう言い、秘訣を教えてと言いました。


福祉の世界に、志あって入ってきた方々

そうではない方々。


「そうでない方々」は、さておき

志がある方・・・人助けをしたい、弱い人を守りたい、人の役に立ちたい

「ありがとう」と言われる存在でありたい・・・

という思いが、福祉の世界のドアをノックした時には有ったはずです。

現に、福祉の世界で働いているだけで、そのような存在です。


福祉の世界でストレスを抱えていらっしゃる方々

利用者やその家族、他の職員から嫌なことも言われるかもしれません。

しかし、そうでありながらも

人助けをしてます、人の役に立ってます、守ってます、感謝されています。


初志貫徹。福祉の世界のドアをノックした時の気持ち、絶対に忘れないで下さい。


そして、きっぱりと僕は言います。

その仕事をしていて、「ストレス」と感じるなら

その仕事は綺麗サッパリ辞めたほうが良いです。

マジで寿命縮みますし、幸せはやって来ません。


ただ、12年も居ながらうだつの上がらなかったプログラマーを

すっぱり辞めた僕が言うことです。

様々な出来事を「自分を成長させるもの」

「RPGで言うところの経験値みたいなもの」と、思い込むことも重要です。

一度入った業界には、少なくとも3年は居てください。

3年居れば見えてくるものもありますが、

それでも何も見えない場合は、さっぱり辞めましょう。


僕みたいに、12年間も人生を棒に振らないでください。