上司の着眼点、部下の立ち振舞
ストレスの元凶は、大半は人間関係と言われます。
上司が部下を見る時「何でこいつは言うことを聞いてくれないんだ」
部下が上司を見る時「何であいつは分かってくれないんだ」
そんな、心の叫びが時に職場で吐露されます。
ストレスフリーな上下関係のため、僕はこう考えることにしています。
上司の仕事の大半は部下をまとめたり
経験者として仕事を教えることだと思いますが
多くは、自分が上司や先輩にされてきたのと同じやり方で
部下や後輩に教育します。
部下には、大別して2タイプが有ります。
細かく指示をすると的確に働くタイプ
放っておいても(というか、放っておいたほうが)自分で考え働くタイプ
前者をタイプA、後者をタイプBとすると
タイプBの部下に、車の運転について
「交差点の10メートル手前でブレーキをかけ始め、左にウインカーを出し
交差点に時速10キロで侵入しながら、ハンドルを左に1.8回転させ
車が道に対して平行になったら、ハンドルを戻してアクセルを踏む」
なんて教え方をしたら、どうでしょう。
僕はタイプBの人間ですが
「そんくらいわがで考えさせれ、ひっちゃぐらしか!」
(日本語訳:「そのくらい自分で考えさせろ、面倒くさい」)
と、間違いなくブチ切れます。
また、こんな教え方をする上司は、「その方法」しか認めず、
つまり、ブレーキをかけ始めるのが9.99メートルでは駄目で、
進入速度が時速10.2キロでも駄目で
ハンドルの回転が1.7回転でも駄目です。
「交差点で左折する」という当初の目的を忘れています。
長くなりましたが、上司や先輩は、個々の部下の人間性を把握し始めることから
仕事を始めないといけません。
部下は部下で、気をつけておきたいことがあります。
上司に怒られるタイミング、それは
仕事に失敗した時、ではありません。
上司の言った通りにしなかった時
その組織、グループなどの取り決めから外れたことをした時
つまり、自分勝手なことをした時です。
まあ、確信犯的に事をしでかして上司に怒られると
「何で怒られんばいかんとぉ?」
と、イライラMaxになるかもしれません。
「君がした○○、君自身が判断したでしょう?」
もれなく、僕はフォローしてきました。
いくら、良かれと思うことも
上司の指示したこと、そのグループで取り決められたこと以外は
部下としては、黙ってしてはいけません。
「これはこうだと思うけど、こうしてもいいですか?」と
上司に提案し許しを請う必要があります。
上司は部下の人間性の把握に努めることで
部下は上司に許しを請うことで
円滑なコミュニケーションが成り立ち、ストレスフリーな職場環境が出来ます。
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